http://sarasoujux102.blog.shinobi.jp/%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E3%83%BB%E4%BC%9D%E6%89%BF/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%89%E3%83%BC%20アイネイアスとディドー
ウェルギリウスの大叙事詩『アエネイス』の物語を一部紹介しよう。
トロイ滅亡後、生き残ったトロイ人は、アイネイアスを指導者として、新天地を目指し地中海へと旅立つ。
そして彼らが辿りついたのはカルタゴだった。
一行をもてなした女王ディドーはアイネイアスに恋をして彼を引き止める。
ある嵐の日にふたりきりで洞窟で雨宿りをしていた際、アイネイアスは根負けして一度限りの契りを結んでしまう。
女王ディドーはこれで彼が夫になったというが、アイネイアスはそんな約束はしていないと、カルタゴから旅立ってしまう。
怒ったディドーは、ふたりの思い出の品を積み上げ、その上に立ち、「カルタゴの民よ、末代までアイネイアスの子孫を呪うのだ」と、言い放つ。
そしてアイネイアスにもらった剣で自害、足元に火をつけさせた。
これがカルタゴとローマ人の宿縁のはじまりと言われている。
※アイネイアスはトロイ人では?
アイネイアスとローマ人の関係は
続く『アエネイス』の物語と
『ローマ建国史』も参考ください。