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【カーマ】
インド神話の愛の神。
愛の神というとイメージがよいが、性的衝動と欲望の神、である。
オウムに乗っていて、ミツバチの弦のサトウキビの弓と、先端に花のついた五本の火の矢を持っている。
キューピッドに相当する。
その矢で射られた者は、恋をするということで、
シヴァとパールヴァティーの子どもが早急に必要だった神々が、カーマに、シヴァを射るように頼んだ。
シヴァは妻のパルヴァティーにまったく興味がなかったからだ。
が、シヴァに近づくことを嫌がったカーマだが、インドラが無理にも頼むので、
仕方なく、瞑想中のシヴァに矢を射る。
それで瞑想の邪魔をしたカーマに怒ったシヴァに、その第三の目で焼き殺されてしまう。
カーマはのちに、プラディムナという別の神になって再生する。
これは悪魔シャンバラを倒す者と予言されているものだった。
なのでシャンバラが、赤ん坊のプラディムナを海に捨てたが、赤ん坊を魚が食べ、その魚を獲った漁師が、魚をシャンバラに奉納する。
魚の腹を開くと赤ん坊が出てきたので、シャンバラは、マーヤーヴァティーという女性に育てさせた。
このマーヤーヴァティーが、カーマの妻、ラティだった。
プラディムナは無事成長し、予言どおりシャンバラを倒た。
後半は愛の神ではなくなっている。
仏教で仏陀の瞑想の邪魔をした魔王のモデルとして描かれることもある。
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