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アトランティス伝説/『クリティアス』

古代ギリシャの哲学者プラトンが記述している。
2000年以上前から伝わる伝説。

アトランティスが登場するのはプラトンの『ティマイオス』と『クリティアス』


『クリティアス』にある物語を紹介しよう。


海の神ポセイドンは、自らが守護するある島で、人間の女性との間に10人の子をもうけた。
最初に生まれた子を、アトラス、と名づけこの島の王にした。
なのでアトラス王の島「アトランティス」と呼ばれた。

島の中央にはポセイドン神殿があり、10人の子どもたちが島を10等分して、それぞれが子孫代々王として島を治めていた。
この島には、炎のように赤く輝く金属「オレイカルコス」があった。
この名前はオロス(山)とカルコス(銅)から出来た言葉で、現代では別名オリハルコンとも言われる幻の金属である。
名前から想像されるには銅を使った何らかの金属だろうとされるが、現在でも謎のままである。

時が経ち、10人の王たちは次第に欲深くなっていく。
それを憂えた神々の王ゼウスが、彼らに罰を与えようとした。


……物語はここで終わっている。
おそらくゼウスが与えた罰こそが、大地震と大洪水となるはずだったのではないか。
これはプラトンの記した未完の物語である。
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